12th Jecheon International Music & Film Festival
第12回堤川国際音楽映画祭
World Music Film Today(International competition)
部門に選出されていた『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』が、
グランプリに次ぐ The Special July Award(審査員特別賞)を受賞しました。
当日は現地で立ち会うことが適わなかった遠藤ミチロウ監督ですが、
急遽受賞の報を伝え、メッセージを送ってもらいました。
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堤川国際音楽映画祭の皆様
監督の遠藤ミチロウです。
今回の「The Special July Award」受賞、大変光栄です。
初めての監督作品が、いきなり韓国の皆様に認められたということは
僕の想いを越えて本当にうれしい限りです。
もともとミュージシャンである私は、音楽と映画という二つの表現手段を
合体させることによって、自分の想いを主観と客観から同時に照らし出す
ことが出来ると思いました。
監督と主演を同じ人間がやる、しかもドキュメント映画として。
それは自分を自分で解体する作業です。それは新しい自分との出会いでもあります。
またそれは沢山の人との出会いと現実の社会の出来事との遭遇でもあります。
この映画を作ったことによって、韓国の皆様とも直に出会えた気がしてなりません。
今度はミュージシャンとして、貴国でライブをすることで
生の皆様に出会えることを楽しみにしています。
ありがとうございました。
遠藤ミチロウ
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この作品を呼んでくださった Jechon International Music & Film Festival のみなさま、
審査員のみなさま、そしてご覧くださった観客のみなさまに感謝します。ありがとうございます。
韓国では日本の支配からの解放を記念する祝日である 8.15 に韓国の観客のみなさんに
本作を観ていただき、また評価をいただけたことは、なにものにも代えがたいことだと感じます。
ミチロウ監督が表彰の場に立てず残念ですが、とてもよい報告を持って帰られたことをうれしく思います。
遠藤ミチロウはこの数日、8.6に広島、8.9に長崎に赴き、そして8.14〜8.16は福島の地で活動していました。
本作の撮影、そして東日本大震災から5年経った今年も、自身の表現をもって、福島と向き合っています。
この映画に描かれるように、いち個人として、コンプレックスを持ちながらも、
困難な状況に向き合う姿勢は変わりません。
ミチロウ監督とこの作品の旅は続きます。
今回の機会が大きな道筋を与えてくれ、
新たな出会いがまた生まれていくだろうことを期待しています。
今後も引き続き国内外での上映展開を続けて参ります。
上映をご希望の方は、小規模なものでもお気軽にご相談頂ければ幸いです。
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お問い合わせください。
どうぞよろしくお願い致します。